マルチナチャッコ 刺繍のアレコレ、日々のアレコレを綴っています。

色褪せない言葉

息子の春休みも終わり、咲いたかと思った桜は散り
バトンタッチするかのようにハナミズキが咲き始めました。
気が付けば4月も後半。
各地、野外イベントが頻繁になる季節ですね。

図案を仕上げ、資材が届くまでの数日
私にとって、この時間が唯一の自由時間。
資材が届けば締め切りまでのカウントダウンが始まるので
今は庭木に手を入れたり、部屋の片づけをしながら
ずっと作りたかった自分の服を気の向くままに縫っています。
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久々に服を縫うせいか
小物と違って縫う距離が長く感じる。
そんな時、いつも脳裏に浮かぶ声
『長距離を縫う時は息を止めるように縫うのよ。』
私が習った被服の先生の言葉だ。
年配で、品のある女性だったけど
提出期限を守らないと容赦なく、とにかく厳しい先生だったものだから
生徒たちは毛嫌いし、別の優しい方の被服の先生を慕っていた。
私はというと、別にどちらでもよかったはずだが
今になって思うと、厳しい先生の言葉が身に染みている。
ウンザリするほど長距離の直線を縫った時といえば
自分のウェディングドレス。
曲がったら最後、絶対に縫い直しがきかないので
本当に息を止めるように慎重に縫った。
まあ小話まで思い出すと
『本当に息を止めちゃだめよ』
と先生が言い、生徒は失笑。
そんなエピソードまで覚えている自分にもビックリだけど(笑)
数十年前の先生の言葉は、今でも色褪せることなく
私の心に響き続けています☆

ハンドメイド




by chakkotan | 2017-04-20 16:46 | ソーイング by chakko