あっという間に12月も半ばを過ぎ
巷では「今年も残すところあと○日」という脅迫めいたカウントダウンが始まり、それに加えて今年は「平成最後の!」などというワードが飛び交うせいかしら、なんだかわからないけど何かを終わらせないといけないような気がしてならないクリスマス目前なのでございます(笑)
それで、とりあえずクリスマス前に終わらせたかった
冬のクマ刺繍↓
こちらのフレームは
亡き父が若かりし頃、柔道の大会で優勝した賞状が入っていた額なのですが形見として私が受け継ぎ、刺繍作品を入れて大切に飾っています。
特に意識したわけでもないのに
クマの顔が若干父に似ているのに気が付くと
当然父似の私にも似ているという話で
自画像かよ!と1人ツッコミ(笑)
クマ向かって左側の木の実の刺繍は、フレーム向かって右隣陶器の家に挿してある木の実がモデル。
秋に出掛けた日光ハイキングで息子が拾ってきたものです。
物で残る思い出も素敵だけど
その出来事を思い出しながら糸で綴って行くことにより、刺繍にストーリーが宿ります。
たとえ自分にしかわからなくても
ただ淡々と刺す刺繍よりもグッと温もりが加わり
そういう積み重ねが、自分の刺繍をスタイルを作って行くのかもしれない。
技術向上も、もちろん大切だけど
目に見えない想いや情熱を置き去りにして
お行儀のいい綺麗な作品が仕上がっても、それは大量生産に近いものがあります。
子供の描く絵のように、線が歪んでこそ味があり
楽しんで描いた線は二度と再現できない。
人それぞれですが
私はそういうところに大きな価値を感じ、
作品を通して伝えて行けたらいいなと思うのです。
今日はちょっと刺繍について熱く語ってしまいましたが、独りよがりの刺繍だからこそ、刺繍と向き合う自分を客観的に見て成長を感じたり不足部分を見付けたりすることが必要だったりします。
これからまた新たなお仕事に取り掛かるので
気合い入れのためというのもありますが
クリスマスだろうが年末だろうが関係なく(笑)
精進して参りたいと思います☆